ワタシの執事サマ
「くぅ―――うっ」

こんなに泣いたのは初めてかも
しれないっていうほど泣いた

何やってんだ自分

アヤコはアヤコなりで
俺を守ってくれたのに……

こんな形で裏切って

アヤコは今

きっと夢に向かってがんばってる
俺を想像してるに決まってる

…分かった

分かったよアヤコ


俺はまた綺麗に手紙を
真っ白な封筒の中にしまい

意を決心した
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