ワタシの執事サマ
「でもなかなかですね」

「はぁ!?」

意味の分からないことを言う珀

「ほらあの二人」

珀は指をさす

私は珀の指の先を見る

そこには楽しそうに笑い見つめあう
セイナと秀二がいた

「何よ…」

二人は手をつないでいた

何で…?
何で手なんか繋いでるのよ

バカッ

「アヤコ様、どーぞ」

差し出してくれたハンカチを
強引に奪い取る

それを私はブーッと鼻をかむ

「気が利くんだから!」

「まぁ執事ですからね」
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