ワタシの執事サマ
「あっ!アヤコ!!」

私を見つけたセイナは元気いっぱいに
手を振る

なんかセイナを見たくない…

「おはよう…」

の訳にもいかず

「どーしたの?目が腫れてるよ?」

不思議そうに私の目を見つめるセイナ

私はセイナからそむける

「なんでもないわよ」

秀二が好きで泣いたなんて
セイナに言えるわけがない

「ほんと?」

「うん」

でも納得いかない顔をしてセイナは
私を見つめる

< 50 / 281 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop