ワタシの執事サマ
気が付けばそう叫んでた

私は慌てて口を隠した

セイナはびっくりして肩をビクッと
していた

私は教室を出て無我夢中で走った

走った先についた場所は花園庭園だった

綺麗な花がたくさんと咲いている
真ん中で私はしゃがみこんだ

私がいけないんだ…
私がもっと早く思いをぶつけなかったから

地面には涙が落ちていた

これで2回目だ…
さっき目が腫れるまで泣いたはずなのに

でもなんでなのよ!?
涙が止まらない…

どんどん溢れてく…

袖で縫いでも縫いでもこぼれ落ちてく

そのとき

私の頭の上に重りを感じた
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