ワタシの執事サマ
「私は大丈夫だから」

私が言っても聞こえない

胸倉を外しそうにもない

私は痛いのを抑え秀二の所に
近寄った

もうこれしかない!!

私は後ろから秀二を包み込んだ

秀二はピクッと肩を動かす

「私は大丈夫だから」

私はニコリと笑う

秀二はゆっくりと離す

良かった…

離してくれて

でも何より私の心はすごく温かかった

嬉しい…

私のために秀二は怒ってくれた
< 65 / 281 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop