ワタシの執事サマ
「アヤコ」

後ろから男の声がする

私は振り返られなかった

こんな私を見られたくない

これは私じゃない…

振り向かずにいると後ろから
フワッと温かさが伝わってきた

今…何されてるの…?

誰かの腕が私を包んでいた

「ゴメンよ…」

その声は珀だった

「今すぐ治療するから帰ろう」

そう言って珀はドアを開ける

「どーぞ」
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