ペテンな彼氏
 急な真面目な展開に面食らったのか、弓亜はちょっと姿勢を正した。

 「トップが双子のチームがいる訳。不動雷斗と、不動隼斗って奴らの。そこがいるから、俺らは今もこうなってる訳」

 「凄い名前だね」

 「だろ」

 そこのチーム・・・チーム不動(そんまますぎて当初何も突っ込めなかった)っつー厄介なチームは、今でも対立したままだ。

 「戦った事、あるの?」弓亜が淡々ときく。

 「ある」

 「勝った?」

 
< 126 / 180 >

この作品をシェア

pagetop