ペテンな彼氏
 「・・・あっちからすれば、俺らの負けってとこか」

 え、と短く弓亜が声を漏らす。

 俺も残念なんだが、事実。


 「ハメられた。俺らは逆ついて挟み撃ちしようとしたら逆にされてた」

 気付いた時にはもう後の祭り。

 俺は退散をチームに命じた。

 きっとあいつらを潰すためにこれがある、と言っても今は過言ではない。


 「・・・恭真さんが退け、だなんて言うとこ、想像出来ない」

 「・・・二度といわねえっつーの」

 とにかく、今はあいつらを潰しにそこらへんの勢力を加えている。



 そういう事だ。
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