ペテンな彼氏
もう息がかかりそうなくらい、顔を近づけた。
けれどぶっちゃけ、何のトキメキも今の私にはない。
「・・・ねぇ、取引」
恭真さんが何か言うたびに身が竦む。
「今から俺と付き合うのと、佐月千也と佐月都がボッコボコにされんの、どっちがいい」
私はドキンとした。
何で、お兄ちゃんと弟の事知ってるの・・・?
けれどそんな私をお構いなしに恭真さんは続ける。
「答えないと教師に脅して、お前を退学させっから」
・・・う、それだけは困る。
高校中退で大学にいけるわけがない。
そして私はハッとする。
こ、こんなときに呼び捨てにしやがって・・・!!おかげで変にドキッとした。
「・・・ぅ、いいです、付き合います、分かりましたよ、それでいいでしょ」
最悪だ。
何で初対面のこんな奴と付き合わなきゃいけないの?
落ちる訳がない、こんなチャラ男に。というか、絶対落とされない!
お兄ちゃんと弟の事をどうして知ってるのかは後できく。
今はとりあえず、・・・とりあえずでも付き合う、って言った方がいいかも。
お兄ちゃん達のために。
けれどぶっちゃけ、何のトキメキも今の私にはない。
「・・・ねぇ、取引」
恭真さんが何か言うたびに身が竦む。
「今から俺と付き合うのと、佐月千也と佐月都がボッコボコにされんの、どっちがいい」
私はドキンとした。
何で、お兄ちゃんと弟の事知ってるの・・・?
けれどそんな私をお構いなしに恭真さんは続ける。
「答えないと教師に脅して、お前を退学させっから」
・・・う、それだけは困る。
高校中退で大学にいけるわけがない。
そして私はハッとする。
こ、こんなときに呼び捨てにしやがって・・・!!おかげで変にドキッとした。
「・・・ぅ、いいです、付き合います、分かりましたよ、それでいいでしょ」
最悪だ。
何で初対面のこんな奴と付き合わなきゃいけないの?
落ちる訳がない、こんなチャラ男に。というか、絶対落とされない!
お兄ちゃんと弟の事をどうして知ってるのかは後できく。
今はとりあえず、・・・とりあえずでも付き合う、って言った方がいいかも。
お兄ちゃん達のために。