ペテンな彼氏
 「塁・・・頼むから静かにしてろ」

 恭真さんと話してたもう1人の男の人が「ルイ」、と呼ばれた男の人を睨む。

 「塁」さんはうう、と唸りながら再度雑誌を読み始めた。


 そんな彼等を見ながら、私は恭真さんに言われたとおり1番手前のソファーに座った。

 ・・・すっごい居心地悪い・・・。

 恭真さんはお兄ちゃん達の事を教えてくれないし、すっごい気まずいし・・・私、どうすればいいんだろ・・・。

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