バケバケ2
シイを無視して淡々と説明をする千秋。
「それはすごく怪しいな。どんな女でも写真さえあれば指名できるってことだろ?…行ってみるしか…」
灰音は食い入るようにチラシを見ていた。
「うん。エレジーが怖いからやめておいた方がいいと思うけど。」
灰音の隣でエレジーが黒いオーラをまといながら静かに灰音を見ていた。
「ごめんなさい。でも、これバケバケが運営してる可能性はあるだろ。そうなら行ってみないとダメなんじゃないか?」
灰音の言葉に千秋も頷く。
「たしかに。ただの噂なわけだし、見てみないことには…」
「決まりだな!潜入捜査だ!来週辺りに連休あるし、行ってみよう。」