バケバケ2
さきさんも、あやのさんも同じ顔をしていた。
私と同じ顔を…。
「洋子…?」
シイはパソコンの画面に映る2人の女の人と私を交互に見比べる。
さきさんとあやのさんの髪型や背丈、声は違うが顔は完全に私そのものだ。
「これは決まりねぇ…」
エレジーは頷く。
「間違いないわ。これはバケバケの仕業…」
バケバケが絡んだ店…
もしかしたら、ここに最後のバケバコはあるのかもしれない。
必ず見つけて壊さなきゃ…
もう終わらせなきゃいけない。