バケバケ2




さきさんも、あやのさんも同じ顔をしていた。


私と同じ顔を…。





「洋子…?」


シイはパソコンの画面に映る2人の女の人と私を交互に見比べる。


さきさんとあやのさんの髪型や背丈、声は違うが顔は完全に私そのものだ。


「これは決まりねぇ…」


エレジーは頷く。


「間違いないわ。これはバケバケの仕業…」






バケバケが絡んだ店…


もしかしたら、ここに最後のバケバコはあるのかもしれない。


必ず見つけて壊さなきゃ…


もう終わらせなきゃいけない。








< 144 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop