バケバケ2
どんどん話を進めていく瑞穂。
「付き合っちゃいなよー。」
莉子も瑞穂に乗っかる。
「待ってよ、私は…」
「なになにー?それとも他に好きな人がいるとか?」
「え?…あ、いや…」
窓際の一番後ろの席に座っているシイと目があった気がした。
「まぁ、いいけど。がんばってきてね、土曜日!」
夜。
携帯に着信があった。
「早月くんだ…」
『土曜日に動物園行こうと思うんだけどどうかな?』
動物園か。
何年ぶりだろう。
動物好きだし、楽しそうだからいいかな。
『いいね、楽しそう!』
そうメールするとすぐに返信が来た。
『よかったー!それじゃあ、13時に正面ゲートの前でいいかな?』
『わかった
じゃあまた土曜日に。』
携帯を机に戻す。
明日も学校だし、そろそろ寝よう。