バケバケ2





「そんな、じゃあどうして梅雨さんは死んだんだ。」


「僕が殺しました。」


時雨はすぐさまそう答えた。


「あの日僕は、梅雨を殺すつもりなんてなかったんです。」







そして時雨はただ、淡々と10年前の真実を語った。


感情を混ぜずに、ただ事実だけを述べていった。







< 248 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop