君の安眠枕は私の…!?

「あの、雪田くん…そろそろ離して貰えませんか?」


クラスメイトの視線が…
特に女子からの視線が痛い…


「んー…無理」


なんでさ!!


「桃子…助けて…」

「無理だね。雪田が本気なら私は構わない」


何ソレ!
意味が分かんないよ?!

チキショー!
いいもん、自分で脱出するもんね!


「ゆ、雪田くん…私、御手洗いに行きたいの」


秘技…"トイレまでは着いて来れないでしょ"


「…わかった」


名残惜しそうに雪田くんの腕が離れる
よし、作戦成功!


「じゃ、行ってきます」


素早く雪田くんから離れ、見送る雪田くんとクラスメイトの女子の刺さる視線に見送られ教室から待避した


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