君の安眠枕は私の…!?

無言の雪田くんに連れてこられたのは保健室

先生は会議のため不在


「ゆ、雪田くん?」


問いかけても無言の雪田くん
そんな雪田くんが少し強引に私をベットに座らせた

そして、ソッと雪田くんの指が私の頬に触れる


「あの…」

「好き…俺の方がアイツより…夢李のこと好き。自信ある」


初めて"夢李"って言われた
とても真剣な目差しで、真っ直ぐ言われた

雪田くんの真剣な瞳のせいなのか
それとも、初めて男の子に下の名前で呼び捨てにされたからなのか…

心臓が…凄くうるさい…



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