君の安眠枕は私の…!?

「雪田く…ッ…もう、だめぇ…」


一体、何回キスすれば気がすむの?


「じゃぁ…俺のこと"羊"って呼んでよ」

「へ?」


ちょっと待ってよ!
ハードルが高いよ!
わ、私…男の子の名前を呼び捨てしたこと無いのに!


「夢李が"羊"って呼んでくれるまで、チューし続けるから」

「や…ちょっ…わかった!よ、呼ぶから!!」


これ以上キスされたら本当に無理!
恥ずかしすぎて死ぬ!

だったら、名前くらい呼んでやる
大丈夫、深呼吸…


「よ…ぅ」

「聞こえない」


くっ…仕方がない
頑張れ私!


「よ…羊っ!」


意を決して言う
すると…羊が一瞬驚く

でも次の瞬間には…
本当に嬉しそうに笑う羊が居た



その笑顔に
胸がほんのり熱くなるのを感じた


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