君の安眠枕は私の…!?
「私…羊にどうして欲しいんだろう?」
生徒会室から飛び出して、気付けば学校の外に居た
トボトボ歩きながら考える
私じゃなくてもいいなら…
もう関わらないで欲しいのかな?
ううん、それ以前に…
私、本当に嫌々抱き枕になってたの?
ねぇ…いいの?
私じゃない女の子が羊の枕になって、羊との関わりが無くなっても…本当に平気?
「平気じゃ…ない」
平気じゃないから…
私は嫉妬したんだ
嫌なんだ
羊が私以外の女の子に触れることが…
嫌なんだ
羊が離れて行ってしまうのが…
あぁ…そっか…
分かった…
なんだ、すごく簡単なことだったんだね
「私…羊が…好きなんだ…」