君の安眠枕は私の…！？

「あーぁ、本気で好きだったのになぁ…」

「うぅ…ごめん」


ごめんなさい
でも、羊の代わりなんて居ないの


「おはよー。って、何してんの？」


元気よく教室に入って来たのは桃子だった


「んー？振られてたー」

「あぁ、残念だったね？まぁ、最初っから白井に勝ち目なんて無かったでしょ？」

「会長…ひどい」

「事実でしょ？」


しんみりした雰囲気が、桃子の登場で吹き飛んだ

でも、私だけ浮かない顔…
羊が来ない…

昨日、逃げちゃったから怒ってるのかな？
それとも、もう関わるの嫌になったのかな？

あぁ、もしかしたら…
昨日の女の子の所に居るのかもしれないね

そう思うと胸が痛い
はぁ、こんなんで羊と話なんてできるのかな？