君の安眠枕は私の…!?

貯水タンクの影に羊がいた
昨日見た綺麗な女の子と一緒に

その女の子が胸に羊の頭を抱えるように抱きついている


ズキンっと胸が痛む
もう、嫌だ…ここに居たくない


そう思って、ゆっくりそーっと出ていこうとしたら…


「違う…これじゃない。俺が欲しいのは…これじゃない。離せよ」

「きゃっ」


苛立ったような羊の声
それと、女の子の小さな悲鳴


「なんでよ!雪田くんは牛山さんの胸が好きなんでしょ?だったら、私の方が大きいよ?!」

「は?何言ってんの?」


私は完全にこの場から動けなくなった
私が気になってた答えが…出るかもしれない





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