君の安眠枕は私の…!?
夢枕
「えっと、あの…羊っ!か、鞄…私、教室!」
私を抱っこする羊の手にはちゃっかり鞄が握られているが、私は違う
「後で会長に届けてもらえばいいよ」
羊は私を離すつもりはないみたいです
「…どこいくの?」
「寝れるとこ」
分かんない!
「…ってゆうか、羊…怒ってるの?」
さっきから、単調な声色
「怒ってるわけじゃない。…寝不足なの」
「なんで…?」
「俺、ユメ居なきゃ寝れないみたい」
「…へ?」
それ以降の会話はゼロ
ってゆうか、羊が答えない
仕方がないので、諦めて羊に拉致られることを選んだ