君の安眠枕は私の…!?

「ん、羊のカノジョになる。私も羊が大好き」


再び羊にぎゅーっと抱き付く
これで本当のカノジョになれたんだね


「もう、会長の手を借りなくても…ユメに触れるんだね」

「…でも、生徒会の仕事はしてあげて。桃子が困っちゃう」

「んー…ユメのお願いだし…うん、わかった。でも、その代わり夢枕させて?」

「夢枕…って?」


胸枕じゃなくて?
膝枕じゃなくて?


「一緒にお昼寝して?胸でも膝でもなんでもいい。添い寝して?」

「…それって、いつもと一緒じゃない?」

「まぁね?」


ははっ、と笑う羊
それに釣られて私も笑った

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