君の安眠枕は私の…!?

「ねぇ、羊?一応、確認なんだけど…」

「ん?何?」


私のことを好きって言ってくれたし、心配するようなことじゃないんだと思うんだけど…


「私の…胸だけ…好きとかじゃ…ないよね?」

「俺…そんなに胸好きに見えるの?」

「いや、だって…あの日、私の胸を枕にしたのがきっかけだし…」


あの日から、胸枕を要求されたりしたから
なんとなく不安になるんだよね?


「あの日、あの時のアレは偶然なんだって。ユメが寝てて、それ見てたら俺も眠くなって、力尽きたのがユメの胸の上だっただけ。…気持ち良かったのはたしかだけど」


最後の言葉は余計だよ…


「俺はユメの雰囲気が好き。ユメの周りの空気が好き。もちろん、ユメの体はどこ触っても気持ちいいから好き。俺は、夢李の全部が好き」

「っーー?!」


もう、恥ずかしくて顔から火が出そうです


< 93 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop