君の安眠枕は私の…!?
ヴー、ヴー…
羊にされるがままにキスをされてると、私の携帯がポケットで震えた
ヴー、ヴー、ヴー…
あー、この長さは電話だ
「羊…もうダメ。」
「えー…」
羊を押し退け、ポケットで震える携帯に応える
「もしもし」
『夢李、まだ雪田とイチャってんの?そろそろ帰りなさいよ?言い訳通用しなくなるよ?』
電話は、桃子からだった
そんな桃子に言われて時計を見ると…19時
「えっ、いつの間に?!」
『何?時間忘れる程、イチャってたの?明日詳しく聞かせてよね!あ、鞄は夢李の家の玄関脇に放置したからね?あ、もう遅いから雪田に送ってもらいなね!じゃ、また明日ねー』
ほぼ一方的に喋った桃子が通話を切った