Forever LOVE
「優香さ。素直だったらかわいいのに
なんでいつも男みたいな性格してるわけ?」
・・・・・
何を言うかと思ったらそれ!?
もっと気の利いた言葉ないわけ?
「ほっといてよ!
あんたに関係ないでしょ?」
「あっそ」
そういって大樹は私の肩に頭をおいてきた。
「な、何?」
「フッ・・・焦りすぎだっつーの。
普通はな?こーやって女が甘えるもんなんだぜ?
優香は強がりだからな・・・
自分が思ってる以上に弱いのに・・・」
そう言って彼はもう一度私を抱きしめた。
大樹はいつも私を見透かす。
まるでエスパーみたいに。
大樹に抱きしめられるのは嫌じゃない。
むしろ抱きしめておいてほしい。
「これからなんでも俺に相談しろよ?
優香の嫌な気持ちも
なにもかも俺が背負うから」
そして彼は私を解放した。
その時やっとわかった。