ひだまりの花
その辺にある石段に座り、
鞄から本を取り出した。
読む本は基本的にファンタジー。
SFは理解できないし…
恋愛ものとか…もっと理解できない。
友情ものも、ぬるまったくて嘘くさいから嫌いだ。
ファンタジーは違う。
嘘くさいとかない。
元々全て想像の産物。
なのに引き込まれて、いつの間にかその世界のなかに
いる。
旅をしてるみたいに。
引き込まれたほうが、現実を見なくて済むし…
って完全に逃げてるけど。