作品集・LOVE MELODY
「…俺が真柴社長自らのオファーを断ったのは…声を本業とする俺が敵役で、主人公の神様たちの声にアイドルを起用するからだ。映画で有名な俳優や人気女優を吹き替え役に起用するのはよくあるコト…まぁ~それと同じだと思ってるけど…俺たち…声優にとっては聖域を侵されてるみたいで嫌なんだ…俺に神様の一人を演じさせてくれるなら喜んで受ける…」
小野莉人の言葉には今の声優さんたちが思う本音が語られていた。
「そうか…でも、ウチの社長も頑固だからそれは出来ないと思う…敵役キャラも個性豊かな面々を考えている…お前の言いたいコトはわかるが…考えてくれないか?莉人。お前にだってこの仕事がマイナスになるとは思えない」
「俺はわがままで言っていない…。真剣に言っている…」
「俺だって真剣だ!」
二人は平行線。
サインもらいたかったけど、そんなコト言い出せる状況じゃない。
小野莉人の言葉には今の声優さんたちが思う本音が語られていた。
「そうか…でも、ウチの社長も頑固だからそれは出来ないと思う…敵役キャラも個性豊かな面々を考えている…お前の言いたいコトはわかるが…考えてくれないか?莉人。お前にだってこの仕事がマイナスになるとは思えない」
「俺はわがままで言っていない…。真剣に言っている…」
「俺だって真剣だ!」
二人は平行線。
サインもらいたかったけど、そんなコト言い出せる状況じゃない。