作品集・LOVE MELODY
「簡単に我が社『フェイク』についてご説明させていただきます」



「はい」



夏目社長は私に利用内容について説明してくれた。



「希望の人材は恋人ですか…外見のタイプも貴方の好みに合わせますので…遠慮なく言ってください」




「あ、はい」



私は妥協したくないから、希望のタイプを隠さず夏目社長に言った。




「…理想が高いんですね…」



「…すいません…せっかくレンタルするんだったら、理想のタイプの人をレンタルしたくて・・・」



「…その代り…値は少し張りますがよろしいですか?」



「はい…」



お金の心配は要らない。


理想のタイプの彼氏をレンタル出来るんだ…

お金には糸目を付けない。
















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