作品集・LOVE MELODY
「!!?」



突然、夏目さんは背後から抱すくめた。




「な、夏目さん!?」




「どうした?瑠果ちゃん」




「副社長…俺もいますから…安心してください…」





「その声は…企画部の夏目か・・・」




「はい…夏目です…副社長」



私は夏目さんのハグから逃れようと抵抗する。


でも、夏目さんは両手の力を強くした。



「…桐生はやっぱり…いい匂いがする」


「・・・」


夏目さんの方を振り返ると…彼の唇が私の唇に重なった。





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