作品集・LOVE MELODY
「SはサディストのS。MはマゾのMだ・・・」



「ええ~っ!?」



「…チッ」


彼は舌打ちして、また私の唇に唇を重ねた。



私は夏目さんにマゾだと思われてるんだーーー・・・



彼の両手が私の背中に這って、腰の辺りで止まる。



小刻みに唇を離して、何度もキスを重ねた。



「舌を入れるのは…また今度だ…扉の向うには…君の保護者役の副社長が居る…」



「別に副社長は…私の叔父さんで・・・」



「…でも…44歳にしては若く見えるし、イケメンだろ?」



「既婚者で…珠希さんと言う可愛い奥様が居るし…」



「…キス代が後で請求するから…ちゃんと払ってくれ」



「!!?」









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