作品集・LOVE MELODY
私は振袖を脱ごうと夏目さんと自宅マンションに向かう。



「へぇ~っ姉妹で暮らしてるのか…」



「…はい」




「少し待っててください…」



夏目さんのリビングに残して、自室へと入った。


全身ミラーに背を向けて、帯を解こうと両手を伸ばす。



哲子さんは解けないように頑丈に結んでいた。



指先の不器用なのも祟り…なかなか外せず、全身に焦りの汗が滲む。



お母さんや美紅はいないし。



夏目さんに頼むのは超恥ずかしい…///


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