作品集・LOVE MELODY
「噂は本当なんですね…」
「それは役職のある社員だけの特権だ。平社員の大迫には関係のないコト」
「社長に直訴すればいいのよ!」
私の住んでる部屋はひとり暮らしのアパートだけど、1匹くらいなら飼えると思う。
犬みたいに吠えないし、散歩は勝手にしてくれるし、放置してても大丈夫。
「…大迫お前って…気が強いな…」
「…気は強い方です!課長の思い通りにはなりません!」
「・・・気が強くてもお前は脆さを持ってる…自分では気づいていないのか?昨日のお前は俺の腕の中で泣き顔も見せた…」
「・・・」
課長の言う昨日の私は多重人格者のよう。
「そう、突っ張るな…楽にしろっ」
課長に何を言っても、なんだか諸刃の剣に思える。
「それは役職のある社員だけの特権だ。平社員の大迫には関係のないコト」
「社長に直訴すればいいのよ!」
私の住んでる部屋はひとり暮らしのアパートだけど、1匹くらいなら飼えると思う。
犬みたいに吠えないし、散歩は勝手にしてくれるし、放置してても大丈夫。
「…大迫お前って…気が強いな…」
「…気は強い方です!課長の思い通りにはなりません!」
「・・・気が強くてもお前は脆さを持ってる…自分では気づいていないのか?昨日のお前は俺の腕の中で泣き顔も見せた…」
「・・・」
課長の言う昨日の私は多重人格者のよう。
「そう、突っ張るな…楽にしろっ」
課長に何を言っても、なんだか諸刃の剣に思える。