作品集・LOVE MELODY
初めて…抱いた時の感触は今でも憶えてる…



小さく柔らかい感触だった。
上の二人は男児で抱っこすると骨太なのかズッシリとした重みがあった。



抱き心地から…異性を感じていた。



成長するにしたがって、自分の血を分けた小さな異性を愛しく思った。


いつか…どこの馬の骨かわからない男に持っていかれるんだと思いながらも…



瑠果は全身で俺を頼り…慕っていた。



俺は夏目の為に瑠果を育てたワケじゃない。




預かりモノだなんて思えない…


















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