作品集・LOVE MELODY
「ほら、何ぼーっとしてる?大迫」
「え、あ…」
列が動き、私たちの前に空間がポッカリと開く。
「横入りされたらどうする?」
課長はグイッと私の右手を握ってきて強引に引っ張った。
触れる手は熱を帯びてゆく。
課長と私は恋人同士でデートをしているみたいに思える。
「お前の手、小さいなっ」
「!?」
課長は私を口説こうと言ってるワケじゃないのに、私は何だか頬が真っ赤になってしまった。
手も頬も火傷したみたいに熱くて頭から水を被って冷ましたい気分。
「え、あ…」
列が動き、私たちの前に空間がポッカリと開く。
「横入りされたらどうする?」
課長はグイッと私の右手を握ってきて強引に引っ張った。
触れる手は熱を帯びてゆく。
課長と私は恋人同士でデートをしているみたいに思える。
「お前の手、小さいなっ」
「!?」
課長は私を口説こうと言ってるワケじゃないのに、私は何だか頬が真っ赤になってしまった。
手も頬も火傷したみたいに熱くて頭から水を被って冷ましたい気分。