作品集・LOVE MELODY

過ちの刻印~麻都香side~

私の心と身体は沢田君を拒みながらも、口封じの為に彼と寝た。



沢田君は自分本位で勝手にイッた感じ。


私は全く感じなかった。


こんなコトするんじゃなかったと後悔ばかりが心に押し寄せて、瞳に涙を滲ませた。


照明付きの天井扇を見つめる視界は霞んでいる。


ゆっくりと回る羽根を見つめながら物思いにフケた。


「第2ラウンド開始だ…大迫」


沢田君の欲望はまだ、尽きていなかった。


「私はもういいよ~」


「はぁ?」


私はベットから出ようと身体を起こす。


「まだ、終わってないぜ」


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