作品集・LOVE MELODY
凪人の方がゲームにどっぷりとハマり込んでいた。


「こう言う矛盾はなくした方がいい」


そこまで深く掘り下げなくても…


「シチュエーションはゲームとって最重要課題だが…キャラ設定も大切だしボイスもキャラにしっかりと合わせないとな…どれをとっても妥協は許されない」


「藍染部長はいつも熱いですね」
クリエイターの一人・鏡山さんが凪人をチャカす。


「皆…頑張ってる!?」


忙しい社長が私たちの様子を見に来た。



「他社は先にゲームを作って…そこから各キャラたちのボイスを担当する声優さんをキメますが、思い切って先にキャラ設定をしてそれに合ったボイスを担当する声優さんをキメませんか?社長…キャラのイメージを見ながらシチュエーションを考えてゲームを作るのは無理ですか??」


「うーん。俺は声優さんを起用するつもりないんだけど。アイドルを起用するつもりなんだぁ」


アイドル!!?


「『B-DANDY』を使うつもり…声優さんを起用するよりもギャラは掛かるけど…注目はされるでしょ?」








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