月下の幻 太陽の偽り (仮)
「さてさて、夕焼けもそろそろ終わりそうだし、行こう。」

そう瑞穂は言ってその場を立ち上がった。

「行ってらっしゃい。」

「歩美も行くの!」

瑞穂は私に指を差しそう言った。

やれやれと言わんばかりに私は大きなため息をついた。

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