月下の幻 太陽の偽り (仮)
シスターが差し出してくるそのペンダントを私は固唾を飲みながら手を伸ばした。

その男が言うには、そのペンダントも教会で見た日記帳同様「神具」だと言っていた。

何かが起こるのは目に見えている。

恐る恐る私はペンダントに手を近づけ、そして触れた。

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