月下の幻 太陽の偽り (仮)
子供の頃、毎日の様に見ていた夢。

今になってまた繰り返すようになった。

あの日から…そう、あの謎の教会に訪れてからずっとだ。

「また、見ちゃった…」

深夜の一時頃、私は眠気が残る意識の中、顔を手で擦りベッドから出ると立ち上がった。

懐かしいけど、何か違う。

子供の頃の悩みを思い出したと言う意味とはまた違う懐かしさ。

言葉にするのが難しい。
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