月下の幻 太陽の偽り (仮)
そしてサブの私の目的は言わずもがなあの男、ガラフだ。

最近見るようになってしまったあの夢は、あいつの「アリン」の呼び声から始まった。

あれから私は同じ夢に悩まされる事になった。

またガラフに話が聞ければ何とかなるのじゃ、とは考えてはみた。

そこに偶然の瑞穂の誘いがきて、今に至る。

しかし、会える見込みがある訳じゃない。

少なくともあいつに会えたのは真夜中。

昼にいるかどうかは確信がないが、行かないよりは幾分かマシな様に思え、文句は言いつつもとりあえず瑞穂に付き合う事にした。


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