月下の幻 太陽の偽り (仮)
アリン…預言者…

まさかこれほど有力な情報がこんな形で見つかろうとは…

だが、これだけでは私との繋がりは皆無だ。

もう少し踏み込んだ話を探してはみたが、その続きは彼女の予言した事と没年が書かれているだけで、私との関連性のある物は何一つ無かった。

ガラフは何故あの時私の事をアリンと呼んだのだろうか。

似ているから…正直、未だ何もわからない私にはそんな単純な答えしか浮かばなかった。

でもあり得ない話ではないんじゃないだろうか。

私自身がアリンに非常によく似ていて、ガラフが間違えてしまった。

そんな事を考えた。

< 67 / 127 >

この作品をシェア

pagetop