追憶の詩 -浮世抄華-


勝負はほぼ互角で、そろそろ互いに決着をつけようとしていた。




「これで決着を――」




私は雪玉を投げようと、構えた。




その刹那――。




「てめぇら、何してやがる!」




土方さんがいきなり真ん中に飛び出して来た。




まずい、土方さんに当たる!




私は雪玉を投げるのを止めようとしたけど、時既に遅し。





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