追憶の詩 -浮世抄華-
酔い潰れ、私の膝で眠る土方さん。
眠っている土方さんに羽織をかける山崎さんと眠ってしまった彼に焦る私――。
皆、それぞれの表情を撮ったもの。
彼らと撮ったたった1枚の写真…。
私は土方さんから写真を受け取り、そっと両手で包んだ。
彼らとの思い出は私の心の中にある。
思い出は私と彼らが共に過ごしたという大切な証。
そんな証を忘れる事のないように、私の心の中にそっと刻み込んだ――。