追憶の詩 -浮世抄華-



だから、私も彼を本名で呼べるという事はとても嬉ししい。




「あと愁達とも普通に接する事が出来ますね」




愁達もこの村に住んでいるけど、赤の他人として接していた。



でも、これでやっと…。




「って訳で、涼。お前も俺の事は名前で呼べよ」




「へ?」




「お前、いつまで俺の事を名字で呼ぶつもりだ?」







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