追憶の詩 -浮世抄華-


彼は何だかんだ言っていても、土方さんが心配だったのだろう。




沖田さんの意外な一面を見つけた私はそれを嬉しく思いながら、勝手場に向かった。




でも、数刻後。




「んじゃこりゃあ!」




土方さんの悲鳴が屯所に響き渡った。




沖田さんが寝ている彼の顔に落書きをしたらしい。




土方さんが心配だった…?




前言撤回。




どうやら、沖田さんは土方さんをおちょくりたかっただけらしい。






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