追憶の詩 -浮世抄華-


――――――――――



「七夕祭りですか…?」




「そう。平助の奴が提案したんだよ」




考えてみたら、今日の夜は七夕だ。




七夕なんて、ここ数年やってなかったから全然気にもしてなかった。




「よく土方さんが賛成しましたね」




「それがな…」




原田さんがほんの一刻程前の話をしてくれた。






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