追憶の詩 -浮世抄華-


「だから、ごめんってば、土方さん!」




「ごめんで済むか、ボケ!てめぇの給金差し引いて俺の新しい羽織繕ってやる!!」




「それはねぇよ、土方さん!」




「あっははは!まあ、頑張りなよ、平助」




青筋を浮かべている土方さん、彼に必死に謝る平助君、それを見て笑っている沖田さん。




私はいつもと変わらない風景に笑みが零れた。





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