追憶の詩 -浮世抄華-


「何故、浴衣…?」




私はただ、部屋に置いてあった置き手紙を読んで、これに着替えただけだ。




「その浴衣は近藤さんが仕立ててくれたんだよ」




「近藤さんが…?」




沖田さんが私の疑問の解釈をしてくれた。




この浴衣は近藤さんが仕立ててくれたらしい。




理由は『日頃のお礼』。




私はお礼を言われるような事はしてないのに…。






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