追憶の詩 -浮世抄華-


自分が出来る事をやってるだけなのに、こんな高そうな浴衣をもらって良いのかな?




「はははっ、近藤さんらしいな。涼、有り難くもらっとけ」




原田さんは私の隣でその話を聞いて、笑っていた。




「はい…」




近藤さん、ありがとうございます。




ふと、私は周りを見渡した。




何処を探しても、土方さん達の姿がない。





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