追憶の詩 -浮世抄華-


「ひゃあぁあぁぁ!!!」



今の悲鳴って…。




「今の声、涼ちゃんじゃない?」




暇そうに木に寄り掛かっていた総司も、さっきの悲鳴に反応した。




もしかして、涼に何かあったんじゃ…――。




「左之さん!」




「分かってるよ!まずは悲鳴のした方に行ってみるぞ」




左之さんに続くように、オレ達も墓地に入った。




涼、無事で居てくれよ――!






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